赤西君のとこ(赤阪学院)の学祭が終わり、今週はうちの学校の学祭です。今回はあたしの喫茶店の案が通り、喫茶店に決まりました!!(へへーん)衣装は白のブラウスに黒いスカート、各自コサージュまたは、リボンをつけると云う事になっている。 各自って事はなんでも有り!?ってことで、おとといにとおそろいのリボンを買いました(ニシキド?くん!いいだろ!!) そして、今日!!その、なんと・・・。学祭なんですよー、はい。困った事に喫茶店は繁盛気味で(嬉しいんだけど)、赤西君をお迎えに行ったりなんてとてもじゃない!! 「ー!ホットケーキ、上手く焼けないよー・・・。」 「・・・、あんたホール行って来て(使い物にならない)」 「はひっ・・・!!(怖い!黒が漂ってる・・・。)」 ホールって動くのとか大変だよね?なんか色々と覚えたりしないとダメなの?機敏に動かないとでしょ?わー、無理だよ・・・。ひ、冷や汗が・・・。 「すいませーん!注文いいですか?」 「あ、はい!今行きますね」 注文?注文って、メモみたいに取るやつだよね。よし、がんばろ・・・。と言うか、がんばんないとに絶対怒鳴られる。(じ、地獄絵図が浮かんできたよ・・・!) 「お決まりでしょうか?・・・、あ」 「ん?・・・、あー!!仁の、彼女?」 「いえ、彼女なんて滅相も無い!!えーっと・・・、亀有さん?」 いや、亀梨亀梨。なんて笑いながら亀梨さんは答えた。この前の学祭のとき、ちょっとだけお話した、赤西君のお友達さん。野球部の元エースで、元部長。おかげで大学はスポーツ推薦らしい。 だけど本人曰く『野球は趣味。将来は安定した収入があって、奥さんと子供と幸せに暮らすの』が夢らしい。 あたしが今日は赤西君と一緒じゃないのかと聞くと、亀梨さんは子悪魔な笑みを浮かべて、気になるの〜?と言ってきた。 「ち、ちが・・・!!」 「そんな顔赤くしてたら、まったく説得力無いから・・・。今日はコレと来たの。」 コレ、と紹介されたことに腹を立てているようにも見えるし(だって「カメ、紹介すんの遅いねん!」って言ってるし)、やっと紹介してもらって嬉しいようにも見える可愛らしい男の子が一人。年はどう考えても年下で、細くて、目がくりくりしてて。一言で例えるのであれば『王子』コレがぴったりだ。 「どうも、内博貴です!2年で野球部のエースです。」 「自分で言うな」 「カメは黙っときぃ。」 「おまっ、先輩に向かってタメ口、呼び捨てって・・・!!(しかもちゃんの前で!)」 「だって、カメがいいって言いよったやーん。僕は忠実に守ってるだけですぅー。」 「仲、良いんですね。」 「・・・、そう見える?」 「はい!」 「「そんなの絶対に無いね(そんなんありえへんわ。)」」 そうやってまた口が揃うから仲良しに見えるのに・・・。あたしがくすくす笑っていると、内さんは気を損ねたのか、何やねん、もーなどと愚痴をもらしていた。亀梨さんはそんな内さんを哀れな目で見た後に、注文いい?と聞いてきた。 「はい、もちろんですよ」 「てかここ、喫茶店やしな。」 「うっせ!じゃあ・・・エスプレッソとチーズケーキ。お前は?」 「カフェオレとイチゴショート!」 「・・・、ガキ(ぼそ)」 「なんか言うたか、今?」 またケンカが勃発しそうだったので、あたしは止めに入るように注文を繰り返した。その後、マニュアル通りの言葉を述べて、厨房へと足を進めた。 「なかなか暇になんないねー・・・。」 「だったら手伝え。」 厨房で一生懸命働くに問い掛けたら・・・案の定、返ってきたのは刺激の強い毒・・・。最近は慣れて来ちゃったんだけどね!! 何故!厨房にいるかと言うと・・・、自分ではよくわからないけど、不機嫌さが顔に出ているらしくホールにさえ出してもらえなくなったって訳ですよ それをまたに言ったら、亀梨さんと同じような笑顔で、赤西が心配ー?なんて聞いてきた。 「ち、違っ・・・!!」 「あら、顔真っ赤。」 「赤面症だから・・・!」 「へー・・・。(にや)」 「(にや?)・・・っ、なんか、亀梨さんに似てる・・・。(ぼそっ)」 独り言のつもりで言ったはずの似ている発言に、は過剰に反応した。(なんで!?)不適にもにっこり微笑んだ後、お前は赤西でもドブガエルでもなんでもいいからさっさと探しに行きやがれ。と、冷たく突き放された。(ど、ドブガエル・・・!?) え?でも待てよ・・・、さっき・・・。 「探し行ってもいいって・・・」 「言った。」 「あ、ありがと・・・。、大好きだよ!!」 そう一言残して、あたしは赤西君を探しに走った。 「・・ったく、恥ずかしい奴。」 * 「あ゛ー、ここ何!?訳わかんねー・・・、迷路かよ。」 ちゃんに誘われてやってきた、南女の学祭。って来たのはいいけど、でかいし広い。その前に今、ここ何処? こうなる事は大体予測してたから亮ちゃんを誘って見たけど案の定『なんでそんな人ごみの中に好き好んでいかなあかんねん』と冷たく返されたし、カメは何気にちゃんのこと気に入ってるっぽいから絶対一緒に行きたくないし。 で、さっきから同じとこぐるぐる回っちゃってる・・・、みたいなね。笑いたくても笑えねぇよ・・・。 「こんなことなら、カメ連れて来てたらよかった・・・。」 今更な事を吐いて見るが、周りはがやがや五月蝿いし、女子高なだけあってむさ苦しいのばっか。あー、ちゃんもしかしてこんな中で制服着てたりすんの?!ちょ・・・、ちゃんは俺のなのに・・・。(勘違いすんな@カメ) そんなことをぼやいていると、なにやら前方から見た事のある人影が・・・。よーく目を凝らして見ると、誰かを探してるようだ。(しかも喫茶店しような衣装で可愛いなー)ぼけーっと見つめてると、目が合った。 ら、すっごい笑顔でこっちに走ってきた。(え?探してたのって俺?!)目の前近くまで来たと思ったら、何かに躓いたみたいでちょっとよろけ出した(危ないって!) 「っと、あぶねー・・・。大丈夫?」 間一髪でちゃんを受け止めると、彼女は顔を真っ赤にして俺からすぐさま離れた。(なんかその反応、軽く傷つくなー) 「ご、ごめんなさい!!」 「え、いや・・。俺が好き好んでやった事だし。」 「違くて、そうじゃなくて。好きでもない女の子抱きしめないといけなくなっちゃったし・・・。」 そういってちゃんは耳まで真っ赤にして俯いた。え?ちょっと待って、俺、ちゃんの事大好きなんですけど・・・。 「あ、あたしは、そのー・・・、赤西君で大歓迎だったけど、でもなんか・・・。」 「俺もちゃんで大歓迎。むしろちゃんじゃなきゃヤだ。」 「へ?」 「つまり・・・、好きなんだけど・・・。」 その時胸がいっぱいになったのは ―好きと言う想いだけ― |