-「ポケモン徹底攻略」同人計画

〜作品紹介〜


空へ

    

作者:フレディ・クルーグ

【作品紹介】
 何にも縛られず、気の向くままに流れる……自由の旅をするコノハナとルリリは、とある町で一匹のポポッコと出会う。ポポッコは、コノハナたちのように自由に空を旅したいと夢見ていた。しかし、ヒトに飼われている身のため、ポポッコはその夢を叶えることが出来ずにいた。そんなポポッコを不憫に思うコノハナは、ある決意をする。

―――意地悪な飼い主から、僕が君を解放してあげる。

【作者コメント】
 こんにちは。『空へ』の作者、フレディ・クルーグです。
 この度は、『ポケモン徹底攻略』同人計画に参加でき、また厳しい選考の中、掲載作品に選んでもらえて、感極まる思いです。高大な評価をしてくださった選考員の方々に、厚くお礼申し上げます。
今回の同人計画への参加は、いろいろな意味でとても有意義でした。とりわけ、字数制限を念頭に入れての執筆は大変良い勉強になりました。初めに書き出した時は余裕で目安も制限範囲も越えてしまい、いかに文章の無駄が多いかを思い知らされました。物語は三日だけのお話ですが、一日目だけで四ページも費やしてしまった時には目も当てられず……最終的に一ページに収まってくれた事には自分でも驚きです。
 この作品を執筆する上では、何よりも描写を重視しました。知識に乏しく、表現力も貧相な身の上ではユニークで面白い物語を作れる自信が無かったので、自分に出来る技を精一杯まで使いました(その甲斐あり、選考員の方々からもその辺を評価していただけました)。
 最後に、この計画を考案し、実現へと尽力した方々へ、労いと感謝の言葉を送ります。お疲れ様です。そして、ありがとうございました。
 それでは、またいつか。


絵の中の世界

    

作者:風見鶏

【作品紹介】
 その人形を三十日目に持っていた者は死ぬという。
 殺すべきは、自分の命か、親子の絆か。守るべきは、自分の命か、親子の絆か。悪いのは人形なのだろうか?
 背負ってしまった運命に翻弄されながら、人形と平凡な家族の短くも長い生活が始まる。

 ――その笑顔が嫌いなんだよ

 ――俺なんて死んでしまえばいいのかな……

 満月の宵は、物語の序章でしかないのだ。

【作者コメント】
 初めまして、風見鶏です。初めましてじゃない方は、貴様!くらいに思っていてくれて構いません。
 「これ、短編じゃないよな?」って疑問を抱かれるほどの長さです。もちろん当初のページ数制限も大幅に無視しています。
 一番やってはいけない過失を寛大な心で目を瞑ってくれたスタッフの方々、選考者の方々に感謝です! すみません、反省してます。
 さて、掲載作品の中で一番文章力がない作者だというのは自覚しています。それは連載中の作品を読んでて納得できるほどの差だということも分かってます。
 僕に何が足りないのかなんて分かりません。描写なんて人それぞれなんて言ったらそこでお終いです。
 そんなRPGで言う雑魚キャラな僕でもですね、一つだけ勝てそうな物ってあるんですよ。
 小説を書きたいって想いは誰にも負けません!
 小説を書こうとして内容を考えるのではなく、小説が書きたいから考える必要もないんです。僕の場合そうなんです。
 書きたいって思った時には既に一つの物語が出来上がってます。それをプロットにして、稚拙な文章で書き綴っているだけなんです。
 今気づいたんですが、コメントまで長くなってますね……。まだまだ書きたいことは色々ありますが、今度は別の作品でお会いしましょう。

 風見鶏が見据える場所は地平線を越えたさらに向こう。そこで見た物語は風見鶏だけが知っているのです。


次の物語へ(※タイトル変更)

    

作者:くらふたー

【作品紹介】
 あたしはリザードンのエリザ。
 このハイランっていう人間と一緒に旅しているの。
 あたしたち二匹、結構前に「留置場」って狭苦しいところに閉じ込められてたことがあるけど、それも過去の話。
 今は対戦場で観客たちにバトルを見せて、それで得た賞金で毎日をやってるの。
 今日対戦したのは、無駄に綺麗な服で着飾った人間に連れられた、やたら頭固そうなラグラージ。
 当然、いつも敵無しのあたしたちに、相性的に不利なラグラージも相手じゃない、当然のごとく蹴散らしてやった。
 そしたら、変に着飾った人間……ハイランと同い年くらいの子供ね、なんだか知らないけど、自分の家に誘ってくれたの。
 見たこともないほどの豪邸に案内されたあたしたちは、使用人のミグさん、ハイランの冤罪の真実……その後のあたしたちの運命を大きく変える事件に遭遇したの。

【作者コメント】
 ここに至るに何年目、くらふたーです、よろしくお願いします。
 作品の投下時点では粗が多く、「校正」にかこつけて校正の範疇とは言いがたいとさえ思われかねない修正を加えるほどでした。
 作品は、作者の歩んできた過去、現実を映す鏡だと思っております。
 作品の投下時点での俺は、何かと精神的に安定せず、粗が多かったのかもしれません。
 さて、今の作品は、俺の何が映っているでしょうか?
 フレディ様のには? 風見鶏様のには? まんねんろう様のには? すいむ様のには?
 皆様の魂の一端を垣間見て欲しい……くらふたーの願いです。


Together!

    

作者:まんねんろう

【作品紹介】
 それは、本当にヘルガーらしからぬ失敗だった。
 流木を渡る途中で足をとられ冬の冷たい川に落ちてしまい、激流に為すすべなく呑まれていく。痛みと恐怖の中で、彼はある過去を思い出す。殺意の渦から必死で逃げた時のこと――もう誰も絶対に信じないと、固く誓った時のこと。
――ずっと独りで生きてきた。そしてこれからも――

 気がついた時、ヘルガーは木漏れ日の中に横たわっていた。「おきたぁー」
 ・・・目の前には、大きくて、おバカそうな怪獣が座っている。

【作者コメント】
 どうも。言いだしっぺです。言いだしっぺだから、載らなかったら格好悪いと思いませんか?
 そんな風に思っていたためにギリギリまで書けなかった馬鹿者です。

 4月の初め頃、大好きなポケモン小説サイトが閉鎖宣言をしました。私がポケモン小説にハマるきっかけとなった作品がそのサイトのものだったので、すごくショックでした。
 私はどんな作品が作りたいのかな、ともう一度考えた時、その作品がピンときました。テーマとか、構成とか、オチとか、そんなのもうどうでもいいや!これを書こう!こんな作品が書きたい!あ、書けた!
 まだまだ勉強不足ですが、自分の書きたいものが見つけられて良かったです。それを形にできて、本当に良かったと思います。(あと、やっぱり載って良かったです)
 これが私のストレートストーリーです。かずいさんに捧ぐ


花の入り江

    

作者:北埜 すいむ

【作品紹介】
「なんだ……あれは?」
 それが十二年前のことだ。
 海上列車は速度を保ったまま、その入り江へと進んでいった。
 まき上がる波しぶきが様相を変えた。車掌は彼の背中の方で、誰かが大声を上げるのを聞いた。
「お父さん、見て! すごい!」


 ――崖の花畑の中で男が出逢ったのは、しかめっ面でこちらを睨む、ひとりぼっちのブイゼルだった。
 それは夏の終わりの、ゆらめく海の物語。

【作者コメント】
 北埜すいむです。まずはじめに、同人計画に携わった全ての皆様、本当にお疲れ様でした(ってまだ終わってないですね。すいません)。
 自分の小説が本になるというのがまだよく分からないんですが、今このコメントを書いているのが凄く幸せです。投稿したころから夢でした。本当です。
 『花の入り江』を書き始める前にいくつかポケモン小説を読んで、自分が好きな話(文章自体は他で勉強していたので)にはどんな共通点があるんだろうと考えました。好きなのとそうじゃないのと読み比べてみて、なんでだろうと考えて、そして一つの結論に至りました。
「その物語は、『ポケモン』である必要があるか?」
 それは「トレーナーがポケモンで戦うから」とかそういうのではなくて、ポケモンの個性(性格じゃなくて)とかゲーム・アニメ設定とか、「ポケモンじゃないとダメ!」っていう話かどうか、が問題だったんです。
 だから『花の入り江』は、私の『好きな小説』の一つの形です。(の割にはゲームポケモン三大要素である戦闘も捕獲も育成も出てこないことに投稿後気づいて焦りましたが……)
 もしかしたら、「これ別にポケモンじゃなくてもよくね?」と思われるかもしれません。でも、私の中では、ブイゼルのあのひょろっとした体躯や、二股のしっぽや、ソニックブームがないとだめなんです。ザ・自己満足。しかし、だから私は『花の入り江』を、私が今まで書いてきた小説の中で一番で、どこに持っていっても恥ずかしくない作品だと思っています。
 『花の入り江』が大好きです。全ての登場キャラクター、空や海や花の色、ちょっと変な話の流れも、ちょっとすごく(授業中に)頑張った文章も、全部大好き。
 もし『書きたいって想い』で負けてるとすれば(風見鶏様ごめんなさい)、私は多分『作品愛』では皆に負けてない、です! ……ん? 誇っていいとこなのか?
 最後に、生まれてはじめてこんなに真剣に小説と向き合わせてくれて、こんなにポケモンとポケモン小説が好きだったんだって再確認させてくれた同人計画のスタッフの皆様、ありがとうございました!


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