00.導入編
エース「ほらアリス見てみろ、この間行われた、人気投票の結果だ。よくやっているだろう、民間がやっている年中行事だ」
アリス「ああ、人気のある俳優とか、そんなのか」
エース「まぁそんなものだ。誰が人気かって投票でランキングしている」
アリス「毎回1位って大御所だとアルシェイラ様とか、若手だとディルレイン様とか、たいてい決まっているんだよな」
エース「へぇ、アリスも芸能関係の王族は詳しいんだな」
アリス「まぁ芸能方面なら流石に知ってるよ。アスルの田舎でも宣伝は来るし、エリーラも散々騒いでいたし」
エース「そうか、芸能か。俺も何か舞台とか出ていれば、もしかしたら……」
アリス「……エース、おまえ、いったい何を目指しているんだ?」
エース「まぁそれは良い。それより、今回の人気投票、おまえも入ってるぞ」
アリス「え? え? どういうこと?」
エース「勝手に民間がやることだからな、美しい精霊召喚師でも入れたくなったんじゃないのか? まぁ政治家なんて所詮人気が一番だからな、大変なものだよなぁ、はは」
アリス「……他人事だと思ってるな、おまえ」
エース「拗ねるな、拗ねるな。俺はアリスに入れて来たから」
アリス「自分の欄作ってでも入れて来い」



<諸注意>
人気投票のご協力ありがとうございました! 相変わらずのものしか作れませんでしたが、良ければ楽しんでくださいませ。
ネタバレのあるメインキャラ投票ですので、一部のネタバレを完全にしています。

それでも良いとご了承のお方だけ、こちらから続いてください。

































<メインキャラおさらい>
アリス・ルヴァガ 本作主人公の精霊召喚師。なかなかハメを外せない堅物ながらに、たまに天然記念物。
女を忘れて男になるつつあることを、最近少し悩んでいる20歳。

ウォルエイリレン・エース・イシュタル
本作主人公、城を目指す王太子、今年で25歳。アリカラーナ年齢を考えずに、落ち着きのない王子様。
最近の趣味はアリスと話すために会議を抜けることだったが、口煩い侍従が戻ってからはそれができずに悩んでいる。
セナ・ロウズ・アティアーズ 紅髪に紅瞳を持つ、典型的なアティアーズ家の侍従であり、ウォレンの侍従28歳。
基本的に笑顔で黙しているが、口を開けば厭味は毒舌人形アクラと並んで一人前。

師走
12月を司る人霊、外見年齢は18歳〜20歳そこそこで、たまに幼く見えることに悩む500歳代。 現在はアリス・ルヴァガ親衛隊の筆頭。ウォレン曰く番犬。
睦月 1月を司る人霊、剣士を思わせるような鋭い目つきが、単なる威嚇になってしまう。 アリスよりも女であることを忘れつつある、外見23歳の500歳代。
如月 2月を司る人霊、「如月時間」と云われるほどのマイペースさを生んでいるが、 暴走する師走を諌められる特技を持つ、こちらも外見20歳の500歳代。
弥生 3月を司る人霊、その目つきで人を殺せるのかと思うぐらいに、冷ややかな視線を送る。 本当は魔女なのではないかと噂が流れたことのある、外見26歳の500歳代。
エリーラ・マグレーン アリスの友人で裏卒業して召喚師になった疑惑を持つ19歳。 趣味はショッピング、夢は玉の輿、好きな言葉は「弱肉強食」。
ルーク・レグホーン エトルで隠れて住んでいたどう考えても怪しい医師だが、これでも以前は王宮関係者。 みんなに気を遣われていることは、当たり前だと思いつつほんのり淋しがっている凄腕の法術師41歳。
イーリィ・マケル 王太子自ら「東の金剛石」と名付けられた、頭の固さはアリカラーナでトップ5に入る32歳。
最近はセナの登場によりなくなって来たが、ウォレンと共に行動する間の口癖は「やられた……」
ルナ・ビバルディ・イシュタル 王都を駆け回る自由人のように見えて、実際はするべきことのために動いている先の王の妻。
年だわとぼやく裏では、71歳の割に自分でも若々しいことが自慢だったりする。
ローウォルト・ディラ・アルクトゥラス 元ニート、現王候補でウォレンの従弟。王になるからと云って剣の道を捨てるつもりはないらしく、 動けない最近でも剣の鍛錬は毎日欠かさない、実は努力型。最近の口癖は「名前を出すな」。
リレイン・シルク=ド・シュベルトゥラス ウォレンの従弟その2、王候補の一人だが、実はまだ卒業していない23歳。 頭の固さでは東の金剛石に負けない頑固さを持ち、最近の口癖は「牢に入れろ」。

エリンケ・バルバラン
ウォレンの異母弟、王候補の一人で、自分こそが玉座にふさわしいと思っている23歳。
華美な振る舞いを好み王宮生まれのように見えるが、方向音痴な田舎育ちでただのナル。

ラナ・シリア
アリスとダークの養母だが、母らしさよりも女らしい強さばかりが目立つ。
気が強く何かと謎も多い、実はエリートだった召喚師36歳。
ダーク・クウォルト アリスの信者その1。友人関係は意外に広かったりするが、基本、アリスのこと以外どうでも良い。
アリスが居なくなってから、それはさらに顕著になったようだ。




01.総合結果
師走「アリカラーナで誰が一番人気があるかってことでしょ? 結果は目に見えてるじゃん」
睦月「云うまでもない、当然だな」
師走「俺が1位だ」
睦月「あたしが1位だ」
師走「……」
睦月「……」
師走「……なんか口が滑った気がするよ」
睦月「……そうだな、もう1度だけやり直すか」
アリス「いやもう良いから結果発表見ようよ」
師走「何云ってるの、アリス! 予想って大事だよ!」
睦月「そうだ、アリスは誰が1位だと思う?」
アリス「え? そりゃあエースじゃあないか?」
睦月「なんで?」
アリス「いや、なんでって……そりゃ王太子だしもともと人気もあったし」
師走「ごめん、アリス。先にやってて、俺ちょっとやることができたから……
睦月「待て師走、ウォレンを締め上げるのは後でも良いだろ。先に結果だ」
師走「しょうがないなぁ……。で、なんだっけ?」
アリス「え、ああ、今回は64票も集まった。ありがとうございます」
睦月「すごい人数だな、本当にありがたい」
師走「うんうん、それだけ俺とアリスの友情が知れ渡っていると云うことか……」
アリス「師走、だんだん間違ってないか、方向性」
師走「そんなことないって、ちょっと気合い入ってるだけ」
アリス「気合い?」
睦月「……まぁ敵が出て来るからな」
アリス「敵?」
師走「ひとまず結果を見よう! それからそれから!」





03.1位:アリス・ルヴァガ/14票
師走「うんうん、さっすがアリス!俺のアリス!」
アリス「……だんだん発言が未来のあいつに似て来たな」
睦月「……そういえばその2人、似ていてもおかしくはないよな」
師走「ちょっとそこ、妙に先過ぎるネタバレしないように」
アリス「しかし14票か、すごい数だな」
睦月「まぁ小さな雑誌の投票にしてはすごい数だよな」
師走「いつもやってる演劇系のは軽く一人万単位だからね、 そうそう、ルジェでやってる隠れ人気投票で、ウォレンは気持ち悪いぐらい票をもらってたよ」
アリス「まぁ王太子だからね
睦月「……アリス、さっきから疑問に思っていたんだが、 ウォレン自身の魅力ではなくて、そこを強調するのか?」
アリス「え、あ、そ、そういうつもりはなかったんだけど……
師走「あはは、気持ちわかるよ。最近1日に5回はぶん殴りたくなるもんねー
アリス「……いつから水面下で戦争が?」

<アリスへのコメント>
如月「アリス・ルアは、すごいですね〜」
弥生「そうね」
如月「さすがアリス・ルアですね〜」
弥生「そうね」
アリス「……ここに割り込めと?」
如月「あ、アリス・ルア、お待ちしていました」
弥生「遅いわよ、如月の相手するの疲れるんだから」
アリス「それは、ごめん……?」
如月「はい、アリス・ルアへのお手紙です」
アリス「手紙?」
弥生「投票に対するコメント」
如月「はい、男性でも女性でもアリス・ルアは不滅です!
アリス「……如月、できれば男のアリス・ルアはそろそろ滅却したいんだが」
弥生「そう云っている傍から口が堅い」
アリス「う……」
如月「大丈夫、それでこそアリス・ルアですから。 もしドクトリーヌのお嬢様みたいに清楚で可憐でかわいらしくなってしまったら、アリス・ルアではありません」
弥生「……」
アリス「……」
如月「恰好良くて、でも時にかわいらしい一面がある、そんなアリス・ルアのままで居てくださいね」
アリス「あ、ああ……」
弥生「……なんとかカバーしたわね」

<アリスに質問!>
ウォレン「アリス、大事な質問があるんだが」
アリス「何?」
ウォレン「アリスだったらこの投票、誰に入れる?」
エリーラ「あら、楽しいご質問をされていますね」
アリス「あ、エリーラ」
エリーラ「私もそれは興味があるわね、誰に入れるの?」
アリス「うーん、やっぱりエースかな」
ウォレン「本当か! 師走でもあの男でもなく俺か!」
エリーラ「あらあら、アリス、どうして?」
アリス「王太子だし?
ウォレン「……」
アリス「あれ、エース?」
エリーラ「あんた、さっきも云われたんだから学習しなさいよ」
アリス「あ……! ごめん、エース、そういうつもりじゃ……」
ウォレン「良いんだ、選んでくれるならなんだって……
エリーラ「殿下の衝撃が大きいから本当の質問に進みましょ」
アリス「え、でも……って、本当の質問?」
エリーラ「本当の質問はアスルに居た頃のアリスが何していたのかみたいな感じだったんだけど、 殿下がおもしろいことをお訊きになっているからつい乗っちゃったわ」
アリス「それ早く云ってよ!
エリーラ「あはは、ごめんごめん。で、アスルに居た頃のアリスねぇ……」
アリス「漠然としているけど、何が知りたいの?」
エリーラ「全体的にわからないみたいだからねぇ、ま、拍手のSSが日常っちゃ日常よね」
アリス「ああ、あんな感じだったね。学校行って授業受けて練習して帰ってラナさんの手伝いして……」
エリーラ「年頃の娘らしくない、ぱっとしない生活よね
アリス「……エリーラみたく就労してなかったし、 ショッピングにそこまで労力割けない」
エリーラ「何云ってるの!  学校行くだけで済ませろなんて……年頃の女性を嘗めないで欲しいわね。普通なら学校行って帰り道は食べ歩き、 もしくはカフェで寄り道して、恋愛話に華を咲かせるのがあの年頃でしょう?」
アリス「そういうもの?」
エリーラ「そうよ! あの家は名前の割にお金がないとか、 あの家はお金はあるけど顔が良くないとか、そういう情報を交換するはずでしょ」
アリス「えっと、あの、マグレーンさん、それが恋愛話?」
エリーラ「あたしの中のね」
アリス「……うん、それはやっぱりエリーラだけだと思う。 あの田舎で玉の輿狙おうとか、そんな度胸みんなないし」
エリーラ「まぁそうよね、万年番犬付きのあんたには関係ない話だったわね」
アリス「さっきから私の人生をほとんど否定されてる気がするんだけど」
エリーラ「そういえばちゃんと訊いたことなかったわね、番犬付きでもアリスに好きな人が居れば別だもの」
ウォレン「アリス、恋人が居るのか……!?」
アリス「うわ、エース。急に出て来ないでよ」
ウォレン「居るのか、居ないのか?」
アリス「……今の話全部聞いていてそう思った?」
ウォレン「あ、いや……」
アリス「っていうかそもそも、私たちの田舎に、 食べ歩く店もなければ、カフェなんてしゃれたものないし。真っ直ぐあぜ道を帰るだけだし……」
エリーラ「あーあ、現実っぽいこと云ってくれちゃって。つまらないわねぇ……」
ウォレン「もしかしてアリス、そういう生活に憧れていたのか……?」





03.2位:ウォルエイリレイン・エース・イシュタル/11票
アリス「エースも11票か、僅差だったな。エースのほうが入りそうなのに不思議」
ウォレン「まぁ消えていた俺にしてはたくさん入った方だろう。うん、ありがたいことだな」
セナ「ええ、ありがたいですね」
ウォレン「……」
アリス「どうしたんだ、エース」
ウォレン「わざわざセナが同意して来たことに驚いているんだ。 驚くというより、不吉なものを感じる……」
セナ「おや、それは心外ですよ。 まぁ王座を目指そうという王太子ならば、1位取って当たり前なんですけどね
ウォレン「……」
アリス「……」
セナ「少々根回しが足りなかったようですね、 私も殿下のお傍を離れていましたから責任がないとは云えません、少々手を回して来ましょうか」
アリス「不吉だ……」
ウォレン「だろ?」

<ウォレンへのコメント>
師走「ねぇねぇ、ウォレン。名前変えてエースにしたら?」
ウォレン「なんだ、いきなり。 王になったらエース・ヒルトニアの名前は金輪際使わないと決めたんだが」
師走「だってウォレンへのコメント、全部エース票なんだもん
ウォレン「……」
師走「……あ、ごめん、ちょっとだけ嘘吐いた。 全部っていうか、11票中にコメントがあった6票はエース票なの。1票だけウォレンだったけど」
ウォレン「これだけ影が薄い王太子と云うのも微妙だな」
師走「大丈夫大丈夫、『空○』っていうW氏の名作では、 国王すぐ死んじゃうし、次期王は主人公の兄貴だったのに良い人なのになんだか影が薄かったし」
ウォレン「他所の、しかもプロとこっちを一緒にするな」
睦月「……おまえたちって本当に、似てるよな」

<ウォレンへの質問>
エリンケ「エリンケとウォレンは、一応は兄弟同士。 実は仲が良かったりするんですか、だと……?」
ウォレン「ああ、そうそう、仲良いよな、俺たち」
エリンケ「ふざけるな! そんなわけがないだろう!  ウォルエイリレンと云えば我が宿敵だ、冗談でもそのようなことを云わないよう……ってウォルエイリレン!」
ウォレン「なんだ、相変わらずおもしろい奴だな」
エリンケ「な、なんで貴様がここに居る! まだない組み合わせを見せてどうするんだ!」
ウォレン「いや、超番外だからこれぐらい良いかと思ってな。 2位だし少しはわがままを云っても良いだろう」
リレイン「流石ウォレン様ですね、1位は残念でしたが……おめでとうございます!」
ウォレン「おう、リー、ありがとうな」
エリンケ「貴様、俺は2位だがおまえは2票だと嘲笑いに来たのか……
リレイン「ちょ、エリンケ殿、剣をお納めください!
ウォレン「お、久々に遊んでくれるのか? 前は何を云っても鍛錬してくれなかったもんな?」
エリンケ「貴様……!」
リレイン「駄目です、エリンケ殿が死んでしまいます!
ウォレン「……」
エリンケ「……」
ウォレン「流石リー、口で奴を黙らせるとは、よくやるな……」
リレイン「え? 今何か間違えましたか、僕」
エリンケ「き、き、貴様らなんかに俺は負けない!  っていうかウォルエイリレイン、さっさと立ち去れ、莫迦!」
ウォレン「……綺麗な逃げっぷりだな」
リレイン「え? え?」



04.3位:師走/6票
師走「うん、1位!」
睦月「いや、1位はアリスだろ、勝手に改竄するな」
如月「きっと人霊で1位、と云うことを云いたいのだと思います」
師走「うん、流石如月、わかってるな」
睦月「……ああ、結局厭味ってことか」
如月「そうですね、変なところで厭味ったらしい、どうしようもない人だと思います」
師走「え、ちょっと待て。何、この空気、一応3位なんだけど」
睦月「同じく3位のエリーラのところにでも行くか」
如月「はい、そうしましょう」
師走「……えー……」

<師走へのコメント>
アリス「師走はどうしてあそこまでアリスにべったりなのか……?」
師走「あれ、それって質問じゃん」
弥生「師走のほとんどが、アリスに対することだからそうでもないわ」
アリス「アリスへの信者っぷりが良い、みたいなのなんだけど、まぁ確かに師走は優しいよね」
師走「当たり前じゃん、アリス・ルヴァガで、しかもアリスだもん
弥生「師走、今のじゃあほとんどわからないと思うわ」
アリス「私がルヴァガだからってこと?」
師走「まさか! アリス・ルヴァガで、アリスだからだよ!」
弥生「だからわからないでしょうに……」
アリス「???」



05.3位:エリーラ・マグレーン/6票
エリーラ「あらあら、どうしましょう、3位? 師走様と同点とは云え、 これは誇らしいことだわ。……すみません、殿下、少々お訊きしたいことがあるのですが」
ウォレン「なんだ、エリーラ嬢」
エリーラ「これって何所かのお金持ちも見ているのですか?
師走「わぁ、恐るべき執念」
エリーラ「だって勝手に名前を使われているのでしょう?  だったら少しは特になることがあっても良いと思いません? 私なんてただの庶民ですから」
ウォレン「まぁその通りだな、エリーラ嬢は現実的で正しい」
師走「生きて行く術を知ってるよね。ところで、誰と結婚したいの?」
エリーラ「特に希望はありませんけど、 中流貴族ぐらいには生活が豊かで、そうですね、王太子殿下とローウォルト殿下の中間ぐらいが良いかしら」
ウォレン「……中間?」
師走「顔のこと? 性格のこと?」

<エリーラへのコメント>
アリス「エリーラが来てくれた時は、私も嬉しかったな。本当にありがとう」
エリーラ「なぁに、改まってどうしたの?」
アリス「エリーラのコメント見てそんなことを思い出したんだ」
ダーク「ま、俺が来たらその感動のほうが上回って消えるだろうよ」
アリス「ダーク! ええ、どうしたの!? どうやってここに?!」
ダーク「ほら見ろ。ま、束の間の英雄を楽しむんだな」
エリーラ「アリス、束の間の再会を楽しんだかしら? そろそろお別れのお時間のようよ……
アリス「え、エリーラ、駄目だって! こんなところで召喚なんてしちゃ駄目!」
ダーク「問題ないよ、アリス。召喚したところで勝てっこないから」
エリーラ「勝手に余裕ぶってなさいよ、この番犬!  エリーラ・マグレーンの美貌と若さを思い知らせてやるわ!」
アリス「……それって何か違くない?」



06.5位:セナ・ロウズ・アティアーズ/5票
セナ「おや、ありがたいですね。新参者をここまで気にしてくださるとは」
ウォレン「よくよく考えると、7年の割には感動が薄い気がするな、おまえ」
イーリィ「そんなはずがありません、 アティアーズ子卿と云えば黙して殿下の隣に居られるのが常でしたから、 あれだけ会話が繰り広げられたら感動もかくや! と云ったところでしょう」
セナ「人前ではそりゃあ話せませんからね、王宮貴族であるとは云え侍従ですし」
ウォレン「まぁ確かに、人前で侍従が口を開くのも変だからな。 でもおまえは王宮貴族の人間なんだから、地位もある侍従と云うことで、少し話したって問題ないんだがな」
イーリィ「それはアティアーズ子卿ですから、 王宮貴族であるよりも侍従として殿下の隣に居られることを選んでいるのですよ……、ああ」
セナ「……相変わらずおもしろいお方ですね、昨日は何を読まれたのでしょう?」
ウォレン「おそらく主従関係の感動話じゃあないのか?  本を読むのは構わないが、ここらへんに想像を入れられると非常にやり辛いな」

<セナへのコメント>
セナ「まとめると、裏がありそうだからこれからも期待しています、と云うことですね」
アリス「裏!?」
エリーラ「まぁいろいろと、不思議なところありますものね」
セナ「そう思って戴けるのなら幸いです、まだ次章辺りで先がありますから」
アリス「そうなの?」
セナ「あ、ご安心ください。アリス・ルアには関係のないところで、ですよ。 本当に掠るぐらいなら関係あるかもしれませんが」
エリーラ「アリスって不思議な巡り合わせに居るわよね」
アリス「うーん、まぁ出自からして怪しいからね」
エリーラ「自分で云ってちゃ世話ないわね」
アリス「そういえば、セナって強いんだよね?」
セナ「ええ、まぁ、そこらへんの自負はあります。 ただ今のところ申し上げられるのは、殿下やローウォルト殿下とは違う強さです」
アリス「違う、強さ?」
エリーラ「良いわね、あたしも早くアティアーズ子卿の位置になりたいわ」
アリス「もうなってるじゃん」
エリーラ「ちょっと違うのよ、もっと強くならないと……」



07.5位:ダーク・クウォルト/5票
ダーク「最悪だな」
アリス「いきなりぼやかないの」
ダーク「ぼやかずに居られるか。アリスの隣は奴で、 俺と同票が奴の侍従とはな、これ以上の最悪はないだろう」
ラナ「あんたの王族嫌いは筋金入りねー、直りそうもないわ」
アリス「直す気もなさそうだよね」
ダーク「まぁ、今に見てろ。こんなたったの数票ぐらい、 簡単に飛び越えられるさ。また終わったあたりで開催しろよ、絶対に」
アリス「終わる頃には私がここに居るかもよ?」
ラナ「あんたの居場所は揺らがないわよ、安心なさい」
ダーク「そうそう、むしろぶっちぎりの1位になるよ」
アリス「ちょ、2人とも。何所から来るの、その自信」
ラナ「だって不正は得意だもの
ダーク「俺がアリスに投票しまくれば良いだけの話だからな」
アリス「……この2人が家族、か」(遠い目)

<ダークへのコメント>
エリーラ「あんたも師走様と変わらないわね、アリスへの信者っぷりって……」
ダーク「失礼なことを云うな、俺が人霊に負けるわけがない」
アリス「あの……」
ダーク「お、アリス。また来たのか」
アリス「いやだって、現時点でダークと関わってるの、 私とラナさんとエリーラぐらいしか居ないし……」
エリーラ「そういえばリンツェルもシェイドもまだ出て来てないのよね。 あーあ、知名度が低いくせに5票も入るなんて、図々しいやつね」
ダーク「俺をアリスのもとへ近付ける、自然の摂理だ」
アリス「まぁちょっと怖いから、ダークが居てくれるのは助かるんだけど……」
エリーラ「どうしたの、アリス?」
アリス「うん、さっきからダークと話してると、すごく痛い視線を感じるんだよね」
エリーラ「……」
アリス「振り返ると消えちゃうから、まぁきっと気の所為なんだろうけど、 そういう不安がダークの前だと出ちゃうんだなって、反省しないと」
エリーラ「それって殿下と師走様じゃあ……
ダーク「そんなもの、何も気にする必要なんてないからな、アリス。 おまえはいつだって、俺と一緒に居れば良いんだから」
アリス「うん、ありがとう」



08.7位:ローウォルト・ディラ・アルクトゥラス/4票
ローウォルト「ほう、随分とおもしろい結果が出たな」
リレイン「……流石、ローウォルト様ですね。 1回しか出ていないのにこれだけ票を集めるとは」
ローウォルト「いや、リー。一応もう一回出番があったんだな、これが。 まだまだ若かりし頃の話だが……」
エリンケ「若かりし頃って懐かしがるほど昔でもない上に、 貴様のなまくらな頭はたいして変わっていないだろう」
ローウォルト「おや、バルバラン卿まで俺を祝福しに来てくれたのか。 そいつは申し訳ない。どうやらこれで王座は俺と決まるようだ」
エリンケ「な、なな、何を莫迦なことを云っている!  良いか、貴様。これはあくまでも人気投票であって、国王を決めるための選挙ではない!」
リレイン「エリンケ殿、冗談にそこまで熱くならなくとも……」
エリンケ「離せ、リレイン殿!  いつもいつもウォルエイリレインともども莫迦にしやがって、今日と云う今日は許せん!」
ローウォルト「相変わらずおもしろい奴だなぁ。 そして学習能力が足りないと見える。今、俺の前であいつの名を出すなと、何度云ったらわかる……?
リレイン「ま、待ってください! ローウォルト様、目が怖いです! 剣を抜かないでください!」

<ロートへのコメント>
ルナ「登場を心よりお待ちしています、と。そうねぇ、 出番が私より少ないのにこれだけ票を集めているって、なんだかずるい気がしないでもないわね」
ローウォルト「いや、俺に云われましても」
ルナ「相変わらずのやんちゃが過ぎているようだわ」
ローウォルト「伯母上も相変わらずのようで」
ルナ「……」
ローウォルト「……」
ルナ「ローウォルト、そこに座りなさい」
ローウォルト「はぁ、久々に伯母上のお説教ですか。これはこれはありがたい」
ルナ「確かに私は貴方からすれば伯母に当たります。 でもその響きはどうにも良くないと、貴方こそ、何度云えば学習するのでしょうね。それこそわざとかしら?」
ローウォルト「いやぁ、とんでもありません、伯母上。 俺からしたらやっぱり伯母伯母ですから、親しみを込めて伯母上と呼んでいるだけでしてね」
ルナ「ねぇ、リー。ローウォルトを消して良いかしら?
リレイン「だだだ、駄目ですから! ローウォルト様も王后陛下でからかうのはやめてください!」



09.2票:睦月、如月、ルーク、イーリィ、エリンケ
イーリィ「随分と雑多ではあるが、入ったことには感謝をしなければなりませんね」
ルーク「そうだね、まさか僕にまで入るなんて思わないし」
イーリィ「何を仰います!天下のレグホーン卿が入らないなんて……」
ルーク「いやほら、その天下を知らない人々が入れてるわけだからさ」
イーリィ「ああ、そうか……でもレグホーン卿はこれからが正念場ですからね」
ルーク「そうだね、まぁ、適当にがんばるよ」
イーリィ「ああ、そうそう、この軽さこそレグホーン卿ですよ……懐かしい」
ルーク「本人目の前にして懐かしがられてもなぁ……」



10.1票:弥生、ビバルディ、リレイン、ラナ
ルナ「あら、私に入れてくれたのは誰かしら、やっぱり愚息かしらね」
リレイン「きっとそうでしょう、殿下は王后陛下をそれはそれは大切にされて……」
ルナ「あら、おかしいわね、冒頭にこんな文面を見つけたわ」

エース「拗ねるな、拗ねるな。俺はアリスに入れて来たから」

リレイン「そ、そんなウォレン従兄上……!」
ルナ「まぁきっと、エンペルト辺りの同情票でしょうね」
リレイン「そんなことはありません、王后陛下の若さに圧倒されたのでしょう。 それに管理人ではないだけ良いのではないでしょうか!」
ルナ「あら、あれも今回の投票に入れるなんて、何やら不正の気がしますわね。リーはそこから?」
リレイン「あ、それが違うんです……管理人が入れたのはその、リレイン殿ですから」
ルナ「あらあら、何所までも私を怒らせるのがお上手ですこと」
リレイン「……す、すみません、余計なことを申し上げました」
ルナ「別に良いのよ、エリンケぐらい、いつだって簡単に消せますわ
リレイン「……す、すみません(エリンケ殿)」



11:今後について
ウォレン「……」
アリス「どうしたんだ、エース」
ウォレン「ああ、いや。主人公が1位2位を占めているって変な気分になると思ってな」
アリス「うん?」
ウォレン「いや、なんでもない、それより締めよう」
アリス「そうだね、今後について?」
ウォレン「ようやく俺たちも移動し始めたからな」
アリス「今後って云っても、今後がようやく始動、みたいな感じか?」
ウォレン「そうだな、もうおおよそは書き終わっているから、それに沿って行くだけだ」
アリス「それでも三部まで、9章が終われば折り返し地点。今が起点かぁ」
ウォレン「軽くばらしておけば、10章は雑多にロートとかセナとかが出て来たり、 アリスの偉大さがわかったり、アリスがようやく俺を……」
アリス「それ以上云ったら殴る」
ウォレン「はい、すみません……」
アリス「11章は辛いから置いて、12章は……」
ウォレン「天敵の登場だな」
アリス「……なんでエースにまで天敵呼ばわりされているのかわからないんだけど」
ウォレン「気にするな、これは俺とあいつと師走の問題だ」
アリス「……まぁ、良いか。三部はカームから出発して、ようやく王宮へ向かう」
ウォレン「そうそう、と云うことでアリス、あと3章の間にカームまで足を進めないといけないんだ。 こうしている場合ではないな、さっさと先を進めないと」
アリス「そうだな。今回は本当に、ありがとうございました」



12.結び
ここまでお付き合いくださりありがとうございます!
やり始めて実感したのは、なんとやり難い……! ブログでは遊べるのできっとできるだろうと高をくくっていました。 始まりよりも動いてくれないこの子たちはちょっと大変で、始まりよりも少なくなってしまいましたが、 まぁ少しでも楽しんで戴けたらなと思います。
そしてこの度は本当に多くの票を戴き、本当に嬉しく思っています。どうもありがとうございます!
次回はトゥラスでやろうかとかいろいろ機会を設けられたらと思いますので、 よろしければまたご参加くだされば嬉しいです。
ようやく折り返し地点になったので、これからも気合いを入れて更新して行きたいと思います。
投票参加、本当にありがとうございました!

2010年10月18日 痲時

精霊物語 / 小説



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