実 占 上 の 問 題 点


 これは易占をした事のある人は、誰でも思った事がありましょうが、
 『 変爻が出たらどうするか? 変爻が二つ以上出たら、どうするか?』
 易占いは、64卦を出して占うものです。これを『本卦』と言います。これが基本でしょう。しかし、変爻が出た場合、変爻の意味と本卦の意味が、ぜんぜん違う場合が、しばしばあります。
 もちろん、変爻の意味を取るのですが、変爻を出さずに64卦だけで見る占いと、変爻を出して384爻+2爻で見る占いとでは、まったく違った占いの感があります。
 変爻が出たら変爻の意味を取って、64卦の意味を捨てるのですから、当然ですね。(本当は、64卦の意味を吟味しながら変爻を見るのです。本卦のイメージや文章を思いめぐらし、「これは、」と感じるものを断片的にでもピックアップし、判断に加味します。しかしこれは名人の境地で、両者にそれを許さぬような無関係の関係が、しばしばあります。とりあえず、私はこんな事できませーん。)

 『 変爻が出たら、違った占いに切り替える。』
 とでも言うべきニュアンスがあります。つまり、どちらの占いにするかも、占いが決める訳です。

 64卦はだいたい覚えていても、変爻となるとプロでもない限り、暗記している人はそうおりません。そのたびに本を見なければ成らないのは、大変ですね。このHPは言わば、そのために作ったのですが、では、変爻が二つでたら、どうすれば良いのでしょう?

 古来、もっともオーソドックスな方法は、
 『 変爻は、なかったものとする。』
 と言うものです。意外な方法ですね。(ただ、乾と坤だけは、六爻すべて変爻だった場合、例外です。)

 しかし、私がいつもしている方法………(実は多くの方がしておられる………たとえば、『占いの方法』でご紹介した『易の部屋』の立卦ソフトの『中筮』は、この方法です。)では、変爻の陰陽をひっくり返して、別の卦を作ります。たとえば地天泰の二爻と五爻が変爻なら、水火既済に成ります。(占いの方法 参照)

 これを『之卦』(しけ)と言いますが、
 本卦を現状、あるいは第一未来。
 之卦を未来、あるいは第二未来として見ます。
 私は長く、この方法を採っています。

 これなら現実と同じく、あらゆる状況からあらゆる状況に変化できる訳で、かえって合理的と思われたのです。この方法で今まで、不自由を感じた事はありません。お勧めです。