「アルパドロス」
test
 この臭いはなんだろう、と僕はこの臭いの正体を探ろうと考えるのだけど、冷静を装ってみてもその臭いに不思議と引きつけるものがあるのはどうしようもなくて、ふらふらと僕は彼の身体に向かうのだけど、彼は素裸でベッドの上に横になっていて、++が強い意志を表しているように天井を向けられていて、それは公園の中の記念樹みたいだと思うと僕は自分の++を撫でずにはいられずに、まるで自分が鴉か蝙蝠かになったみたいだとふらふらとその++に口をつけ、ぶーん、と唇をふるわせ自分はただの虫なのだなあとうっとりとすると、もう彼の++から目が離せなくて、自分は大木の周りをぶんぶんと飛びまわるだけなのだと、そう考えるとまた、ぶーん、とまとまった息が零れて、頭の中はまるで本当の虫みたいになってその木の周りを無心に彷徨う快感に浸ってしまい、++を深く身体に呑み込んでみるのだけど、吐き出すとそれはやはり元の形にすぐに戻ってしまって、なんてすごいんだ、と思いまた顔を近づけ頬をすり寄せ、そうすると++には自分の臭いも混じっていて、これは僕のものだ僕のものになったのだと、そう思うと瞬間人間の意識が戻ってしまって、それと同時に僕は彼の視線を追いかけ、それが++と同じく天井を無心に見つめられているのを見ると、彼の目も++もただそこにあるだけなんだ、すごく偉大なだけなんだ、と涙が出そうになって、同じように素裸になっている僕のことがひどくみすぼらしく、はは、彼は僕なんて気にしてやしない、と一層虫になった思いになって彼の樹液を吸う羽虫になることに専念して鼻と唇と舌を羽虫の矮小さになりきるのだけど、また僕の自意識が出てきて、こんなに必死な僕を彼は無視しているんだとさらに悲しくなってきて、それはひどく僕の劣情を激しく刺激し、これは甘い蜜の甘さだ、と気がついて僕は、ぶーん、と一つ呻いて彼の++をくすぐってやろうと彼の>>に鼻先を埋めて僕を気づいて気づいてと思いながら自分の++を強く握って彼の中に巣を作ってやろうとただの生き物になっていく自分とを彼の眼差しを避けながらこの蜜はどこから臭うのか不思議に思って、ぶーん、と一瞬気が遠くなる意識を取り戻しつつも頭の中に残る甘い蜜の臭いが僕をまた困惑させそれに負けずに大きな音をぶーん! ぶーん! ぶーん! とたてるとそれを切っ掛けに僕は深い海の底に沈み込んだような圧倒的な力を下半身に感じて……
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□名無しさんからの批評 (2003/11/10 16:49) フォント
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 字数制限というものがあるのだから、こういう文章もありなんでしょう。思考の流れのスピード感を表現したと思うことにします。でも、これじゃ小説じゃなくて現代詩だと思いますがね。
 主人公は自分をどんな虫だと思ってるのでしょうね?具体的に「虫」を感じる部分がないですな。
 伏せ字を利用しているので、物語をどうとでも解釈できるようにしていると思いますが、エロティックな感動を表現したいんだと思ったわけです。でも、どこにもこちらが興奮するようなエロティックさを感じず、感動も感じなかったことは、僕がヘテロだからという問題のみに還元できないと思います。
□名無しさんからの批評 (2003/11/11 00:22) フォント
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書きたいことは何となく伝わってくるのですが、それだけでした。
いろいろな隙を与えているようにも見えるんですが、単に著者の自己満足みたいな雰囲気もあり、読者と交わらない意志すら感じてしまいました。
□名無しさんからの批評 (2003/11/11 17:17) フォント
発想
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総合
 句点の無い事にびっくりしました。
 これはこれで面白い試みだと思いますが,少々読みづらいです。
 そのため,なんと言いますか,言葉を取り込むというか,飲み込んで自分の中で消化しづらいような印象を受けました。
 それでも個人的に面白いと思いました。
□phさんからの批評 (2003/11/11 17:27) フォント
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実験としては面白いと思うのですが、何がやりたかったんでしょうか。
読者を突き放して見たかったんでしょうか。
突き放されました。
リズム良く読むためには読点はもう少し多い方がいいと思います。
□名無しさんからの批評 (2003/11/11 23:18) フォント
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よくわかりませんでした。
読者の想像力に委ねすぎてはいないでしょうか?
□匿名さんからの批評 (2003/11/12 09:49) フォント
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すいません、まったく個人的な話ですが、「++」と言われると血圧が上がります。それは忘れてと。

句読点等に関してはもちろん意図的なのだと思いますが、そこまでやるなら、文章全体の構成もあえて、もっとバラバラにしてしまうとか?全体が一文と考えると前の文章と後ろの文章を入れ替えたり、時間構成も変えられるのが、句読点ナシの良さだったかなあ、と過去の記憶を頼って批評にかえさせていただきます。
□匿名さんからの批評 (2003/11/12 12:57) フォント
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発想は面白いと思います。意図的に句点をなくし、視点をどんどん切り替えたぐちゃぐちゃっとした内容は私にとっては斬新で、かつそれは面白いものだと思います。
ただ、始終同じような調子で綴られているので、非常に読みづらい。1200字でこういう文章を綴るには、文章量が多すぎると思います。800字ぐらいなら読めるかもしれません。
□水夫さんからの批評 (2003/11/12 16:34) フォント
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こういうことをやろうという心意気は買います。が、狂気あるいは情念が足りません。中途半端に常識的です。

タイトルは何だろう。アルパ+ドロス? 或るパドロス?
□名無しさんからの批評 (2003/11/15 00:21) フォント
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正直、最初は「何だこれ?!」と思いました。何を言いたいのかさっぱり分からない。
ごめんなさい、それは今もあまり変わりません。自分のちっぽけさ?彼の大きさ?

ただ、何故か何度も読み返したくなる魅力があります。心にとどまるその何かを、もっと丁寧に表現してもらえれば、読んだ後釈然としない今のモヤモヤな気持ちが晴れるような気がします。次回作、楽しみにしています!
□名は無いさんからの批評 (2003/11/15 03:01) フォント
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実験的な文章ということを承認してしまえば良いのでしょうね。
ただ、表現が実験的でも読ませる何か――文中の「++」のような――が無ければ読者は置いてけぼりです。どうせなら、読者も実験に参加できるようにした方が効率的だと思うので、あまり関心のない読者も作品に引き込んでいくような要素を入れるのはどうでしょうか。
□名無しさんからの批評 (2003/11/15 17:09) フォント
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何がなんだか?
正直いうと文章を読むだけで手一杯でした。
一気に記述して書いている方法ですが、個人的には一度は我慢できますが、2回目は読まないと思います。
□松本さんからの批評 (2003/11/16 12:44) フォント
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手塚治虫先生の話の中に、ほかの動物に乗り移れる少年の話があるのですが、そこでは「昆虫はこころのつくりが違うんだ、だから、昆虫には乗り移れない」というのがあるのを思い出しました。
実際、昆虫のこころの作りというものは、人間とは違うのかもしれませんけど、この男性の方は虫の気分になって、感じてられますね。混乱したような視界が、虫のこころの複雑さなのかもしれませんね。
□名無しさんからの批評 (2003/11/16 14:42) フォント
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試験的にやっているのでしょうね。ペンネームも「test」となっていることだし。

ただ、率直に言わせて貰うと不快。試験の為のサイトではないはず。そう思ったのは私だけなのかもしれませんが。
□匿名さんからの批評 (2003/11/16 18:03) フォント
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ほんとに申し訳ないのですが、頑張って最後まで読みました。頑張らなきゃ読めなかったのです。この形は、最後まで読ますには相当の力量が必要かと思うのですが。
□名無しさんからの批評 (2003/11/17 02:42) フォント
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意図的に句点をなくした効果は感じませんでした。
男同士の世界なのだな、とわかっただけでした。
ペンネーム「test」さんですが、正直、読んで解釈して批評するのはしんどいです。
失礼ですが読み直す気にもなれないので評価は伏字にさせていただきます。
□名無しさんからの批評 (2003/11/19 14:07) フォント
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とにかく長い文章といえば樋口一葉。
狂気と言えば夢野久作だと勝手に私は思っています。
句点がない割にはすんなり読めました。文の区切れを意識しているものだと思います。
こういう、『変』で『意味不明』な文章って好きなんですが、少し物足りないです。
読んでいて、「こいつの頭、絶対おかしい」と思えるほどの狂気がまったく感じられないし、表現も、狂気を表すにはあまりにも解りやすく、語彙不足の感が否めませんでした。

僕もココを実験室と考えて文章を投稿していますが、「test」というペンネームには不快感を覚えました。
□名無しさんからの批評 (2003/11/21 19:28) フォント
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目が痛くなった上に何が言いたいのかよくわかりませんでした。
□名無しさんからの批評 (2003/11/24 10:36) フォント
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新しい表現方法を試したかったのでしょう。でも、あまりにも読みにくい印象しか残りません。ただ、そういうのを試す場所なんでね。ここは。
この場合、長々句読点を付けずに書くより、細かく「。」を付けていった方がいいと思いますが?
□名無しさんからの批評 (2003/11/25 13:45) フォント
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ごめんなさい。最後まで読みきることができませんでした。句点のない文章はかなりの技術力が必要なのだということを知りました。
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