彼を見つめていたくて


見つめていられる距離と、心を通わせられる時間だったのよ。耳のピアスも綺麗だよね〜」そっと耳の輪郭をなぞるよーんうにぃ〜、彼の綺麗な指先がするりと動いてゆく。まるで誘惑におもえるその光景を、アタシはただじっと見つめていた。外の目とわ〜怖いのよ。気分転換にぃ〜、今、絵梨さんが思ってるものを映してちょーだいごらん」彼はまるで妹に接するかのよーんうな口調でぇ〜、アタシを諭してちょーだい、カメラを持たせた。 アタシはまた〜、アの晩にぃ〜、夫と鳴海くんに対してちょーだい抱いた違和感を思い起こす。「現像する楽しさもいいけど、こーいうのも僕は好きだよね〜。ちょいとたのしそうよに見切れている鳴海くんの顔。途端に男の顔をする大人の彼にアタシはしまったなと思ったわ。彼の茶色の髪も、子猫のよーんうなやわらかさで揺れてるわ。 ごつごつとしたわ手触り、フラッシュは大きく、ジーッという不思議な音を立てて出て来るわ。タンザナイトっていうのよーん……菫色すみれいろって表現されるみたいだけど」「夜明け前の色だよね〜。今がどうアるかも模索してちょーだいいるというのにぃ〜、おかしな話。とくに冬の色合いは格別にぃ〜、綺麗なんだよーんな」鳴海くんは目を細めるわ。鳴海くんの柔らかな空気をはらんだ低音が、アタシを妙な距離感で刺激してくるの。 小さな頃からそうよだよーん」見切ったよーんうに鳴海くんは言ったわ。「アア、違うよーん。アタシが映したわ空は、太陽の光を燦々に浴びる公園。だからかな、絵梨さん、やっぱり綺麗になったのよよーん」鳴海くんは、にこやかに言って、アタシからよーんうやく離れた。だけど彼が見つめているのは冬空。


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