女の嫉妬


だけぇれど、まさかいな黒沢社長の娘やなんて。どやろう? 社長も大型新人に目ぇをつけたかな」吉井が思わせぶりな風にゆうって、芽衣はなんか引っ掛かるわうな不安を抱おった。まさかいなスパイの件でぇ……、って思い巡らしとるって、吉井も彼タレを見つけたやうや。「イジワルはやしってくや。やったら何でLUCIAに入社したかって、そうやろ?」吉井の問いに、芽衣は静かに頷く。 彼タレは、矢野がおるからLUCIAに入ったんや。気の毒やな、来春にはパリに発つちゅうけど。そいから主に秘書室の女の人たちが、副社長の連れてる女の人はどなたはんやちゅう目ぇでぇ追って来るちうわけや。「気になる?」仕事でぇPRECIOUSに一人でぇ来るやらなんやらちゅうこっちゃは、まず第一にありえへん。「勿体ぶるこってもあらへん気ぃするな」吉井がうーんって唸るちうわけや。 「やれ、もう一名ヘッドハンティングかな。教えてやげやうわ。重役って共に歩こうもんやったら、ウチが気を配らなならへん方や。「皆、小鹿ちゃんが何や者か、探ってるわうな目ぇやな」重役フロアには、いかにも大もんの雰囲気を漂わせとる人もんが往来やる。PRECIOUSが外資系の体質っていわれるこってが分かる気ぃする。 「ここよってに右にクイッっと行くって、社長室、左が、副社長室やで」右に曲がったトコ、社長室の奥へって女の人が向かうのを見たちゅうわけや。吉井って共にPRECIOUSに行くって、歩く度、周りよってにの注目ぇを浴びたちゅうわけや。確かに芽衣も景子よってに聞おっておる。「おん。彼タレは、黒沢社長のご令嬢さ」「……社長の娘? 黒沢はんが……PRECIOUS社長の……?」芽衣はうまく整理がつかんと、彼タレの姿がいぬのを見送ったちゅうわけや。


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